オリーブオイルで腸内フローラを改善!

オリーブオイルのはたらき

 腸内フローラを整えるのに適している食材の一つにオリーブオイルが挙げられます。

 

 オリーブオイルの約70%はオレイン酸という不飽和脂肪酸で、他の油に比べると、オレイン酸が多く含まれています。

 

 このオレイン酸には、便通改善や様々な優れた効果があるのです。

 

整腸作用

 オレイン酸は、小腸で吸収されてにくい性質があり、腸の中に残り食べカスと混ざって腸を刺激し便秘を解消する効果が期待できます。

 

 さらに、食物繊維を一緒に摂ることで便秘改善効果がさらにアップします。

 

コレステロールを下げる

 動物性脂肪や乳性などのコレステロールが高い食事を長年続けていると、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の原因となります。

 

 オレイン酸には、生活習慣病の原因となる悪玉コレステロールを減少させ、体に良い影響を与えてくれる善玉コレステロールを増加させる効果があります。

 

 適度なオリーブオイルを摂ることで生活習慣病の予防効果が期待できます。

 

ダイエット効果

 オレイン酸には、脳にある満腹中枢を刺激します。

 

 食事の1時間前にオリーブオイル(オレイン酸)を摂っておくことで、少ない食事量で満腹感が得られカロリー摂取が控えられるのです。

 

美肌効果

 オリーブオイルの色素であるクロロフィルにデトックス作用があるため、お肌の老廃物を排出してくれます。

 

 そのため、ニキビや吹き出物などの炎症を抑えてくれます。

 

 また、便秘改善作用もあるので体内からも肌荒れ改善効果があるのです。

 

 実際にお肌に塗ることで乾燥肌対策にもなるます。もちろんギトギトしますけどね(笑)。

 

抗酸化作用

 脂肪が酸化することで、癌や心臓病・糖尿病などの様々な病気の原因となります。

 

 オレイン酸は、酸化しにくい脂肪であるため、様々な病気の予防や風邪予防、またアンチエイジング効果が期待できるのです。

 

 オリーブオイルに含まれているオレイン酸などの成分が体にとっても良い働きをしてくれます。

 

 もちろん、腸内フローラを改善するためにとても重要な役割を果たしてくれますので、腸活の一環として取り入れてみては如何でしょうか!

一日の摂取量の目

 オリーブオイルの摂取量は1日に、15〜30ccが目安です。

 

 大さじスプーン1杯で約15ccです。

 

 また、満腹中枢を刺激する作用があるため、ダイエットを考えている人は食事の1時間程度前の摂ると良いでしょう。

 

 人によってはお腹を下す人もいるかもしれませんが、これはデトックス作用が働いているからと考えられます。

 

 下痢が続く人は摂取量を調整したり、摂取間隔(小刻みに摂るなど)を調整したりして様子を見てください。

 

摂取量は目安なので、自分に合った量で無理なく続けましょう!

オリーブオイルの摂り方

 オイルを毎日15〜30cc摂るとなると、その摂取方法も工夫したいところです。

 

 効果的な摂り方などについて紹介します!

 

そのまま飲む

 大さじスプーンにオリーブオイルを注ぎ、そのまま一気飲みします。

 

 オイルですが、意外とあっさりしてますよ!

 

オリーブオイル納豆

 納豆には、オリゴ糖とリノール酸が豊富に含まれており、腸内環境を整えるにはとても良いの食品です。

 

 そして、オリーブオイルは納豆の有効成分をスムーズに運んでくれるため、一緒に摂ることがとても効果的なのです。

 

 作り方はとても簡単!納豆にスプーン1杯ほどのオリーブオイルを入れて混ぜるだけ!

 

 お好みで、醤油や塩を入れるとより食べやすくなります。

 

 オリーブオイル納豆は、便秘も改善されデトックス効果も期待されます。

 

 腸内環境を改善するにはとても効果的な食べ方です!

 

パンに付ける

 毎日の朝食にトーストを食べている人も多いのではないでしょうか。

 

 トーストにはバターやジャムなどを付けてる食べる人も多いと思いますが、替わりにオリーブオイルを付けてみては如何でしょうか。

 

 意外と食べやすい仕上がりになりますよ!

 

サラダに混ぜる

 サラダのドレッシング替わりにオリーブオイルを使用します。もちろんドレッシングに混ぜてもOKです。

 

 オリーブオイルの風味を楽しむことができるので、料理を楽しみながらオリーブオイルを摂ることができます。

 

オリーブオイルの摂り方は他にもたくさんの方法があります。

 

自分が無理なく摂れる方法で毎日続けましょう!

オリーブオイルの種類

 オリーブオイルはオリーブをそのまま絞ったオイルで、オリーブの木は世界中で約750種類もあるそうです。

 

 日本に輸入されているオリーブオイルは約60%がイタリア産で、国内では、小豆島での生産量が高いと有名ですね。

 

 オリーブオイルは製法などによってランク分けされていますが、日本で一般的な種類は以下のとおりです。

 

  1. エクストラバージンオイル
  2.  果汁のみから取られたオイルで、酸度が0.8%以下のものです。味・酸度・香りの一定基準をクリアした最高品質のものであることが知られています。

     

  3. (ピュア)オリーブオイル
  4.  バージンオイルの品質にムラがあるものを精製し、エクストラバージンオイルで香り付けしたオイルです。味にクセがなく初めての人でも使いやすいオイルです。

 

 オリーブオイルには様々な種類がありますが、最もお勧めなのが栄養価の高いエクストラバージンオイルです。

注意点

 オリーブオイルを長く健全に摂り続けるの注意点を挙げます。

 

光を通さないガラス瓶で保管

 オリーブオイルは空気と光で劣化します。

 

 一般的に販売されているオリーブオイルは、ペットボトルや透明の瓶に入っていることが多いのです。

 

 ペットボトルなどのプラスチックは、僅かですが空気を通します。透明の瓶は当然光を通します。

 

 なので、オリーブオイルの保存は、ダークグリーンかダークブラウンの瓶で保存しましょう。

 

暗くて涼しい場所で保管

 オリーブオイルは、熱によっても劣化します。

 

 加熱されるとポリフェノールが分解され風味も落ちます。

 

 キッチンのコンロ近くでは保管しないようにしましょう。

 

調理油として使用しない

 上記のとおり、熱を加えるとオリーブオイルの良い成分がダメージを受けます。

 

 せっかくのオリーブオイルの良い効果が無くなってしまします。

 

 オリーブオイルはサラダなどの熱を加えない料理に使うことがベストです。

 

長期間保存しない

 オリーブオイルの賞味期限は、未開封の場合だと約2年程度

 

 開封するとその期間はさらに短くなるので、できるだけ小さめのサイズの物を買って使い切ってから次を買うようにした方が良いようです。

 

 しかし、保存状態が良ければ、多少賞味期限が切れても問題ないそうです。

 

 何年も前のオリーブオイルが発掘されることがないように注意しましょう!

 

アレルギー反応

 オリーブオイルでアレルギー反応が出るという報告もあるそうです。

 

 オリーブオイルの成分は70%がオレイン酸ですが、10%ほどリノール酸を含んでいます。

 

 リノール酸は、アレルギーの原因となるアラキドン酸を合成するので、喘息やアトピーをの反応を強める可能性があります。

 

 アレルギーが気になる人は、注意が必要です。

 

 オリーブオイルの性質を知ることで、より効果的な腸内フローラ改善につながります。

 

 正しい知識で正しく健康になりましょう!


 
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