アトピー性皮膚炎は腸内フローラ改善で良くなる!
「アトピー性皮膚炎のつらさって患っている人にしか分かりませんよね?」「とにかく痒い!!」「痒くて夜も眠れない!!」
アトピー性皮膚炎に苦しんでいる人は本当にたくさんいます。
また、悲しいことにアトピー性皮膚炎が原因で自殺する人もいます。
そんなつらいアトピー性皮膚炎が少しでも改善できる可能性があります。
最近、話題になっている腸内フローラを改善することで、アトピー性皮膚炎も改善できると言われています。
また、腸内の細菌である腸内フローラに対して、お肌に棲息している美肌菌のことを「肌フローラ」と言います。
この、美肌菌を増やして、肌フローラも整えてアトピー性皮膚を改善しましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピーとは、ギリシャ語で「不思議」という意味です。
医学が進歩する前の時代では、花粉症や鼻炎、皮膚炎など原因がはっきりわからなかった病気について「アトピー(不思議)」という言葉を用いていました。
本来であれば、アレルギー疾患全般に「アトピー」という言葉を用いるのですが、現在では皮膚の疾患に「アトピー性皮膚炎」という言葉が使われています。
アトピー性皮膚炎の原因
アトピー性皮膚炎の原因は未だに解明されていませんが、肌の乾燥が原因の一つと言われています。
肌が乾燥し荒れた部分にアレルゲンが侵入します。その際に、免疫細胞がヒスタミンを放出しアレルゲンを攻撃するのですが、このヒスタミンこそがアトピー性皮膚炎のかゆみの原因となります。
かゆみを我慢できず、患部をかきむしることでさらに肌状態は悪化するという悪循環に陥るのです。
腸内フローラ改善がアトピー改善につながる!
「アトピー性皮膚炎の改善には腸内フローラを改善すると良いの?」「腸内フローラはどうやって整えるの?」
腸内フローラとアトピー性皮膚炎の関連性が話題となっています。
腸内フローラとは、腸内細菌から構成され、主に善玉菌と悪玉菌から構成されており、腸内フローラを改善することでさまざまな健康効果が得られるのです。
腸内フローラを改善することで得られる多くの効果の一つに、美肌効果があります。
逆にいえば、腸内環境が乱れていると、アトピー性皮膚炎の発症原因の一つとなるのです。
腸内フローラを改善しよう
腸内フローラを改善するには、善玉菌と悪玉菌のバランスが重要です。
善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制することが重要なのです。
その腸内細菌バランスは、
が理想と言われています。
悪玉菌が増えると?
腸内で悪玉菌が増えると、アンモニアや腐敗ガスなど体にとって悪い物質が生成されます。
腸内で生成された毒素は、排便などで体外に排出されようとしますが、便などで排出しきれない場合があります。
その場合には、別の排出方法として、肌から排出されることがあります。
これが肌荒れや吹き出物の原因となり、アトピー性皮膚炎の原因ともなるのです。
また、排出しきれない毒素は、体内で蓄積され発がん性物質になることもあるので、この毒素を蓄積しないように努めることが大切です。では、
悪玉菌を増やさないためにはどうすればいいのでしょうか?
善玉菌を増やそう
悪玉菌の増殖を防ぐには、悪玉菌を退治してくれる善玉菌を増やすことが最も効果的です。
そして、善玉菌を増やすには乳酸菌がとても役に立つのです。
乳酸菌は、善玉菌を元気にし活発にしてくれるだけではなく、悪玉菌を減少させてくれます。
乳酸菌は、腸内環境を弱酸性に変えるため、善玉菌には良い環境となり、悪玉菌は苦手な環境となるのです。
この乳酸菌の役割によって、腸内フローラを改善してくれるのです。さらに、アトピー性皮膚炎の改善にもつながるのです。
乳酸菌の摂り方
乳酸菌は、もともと人間の体には存在していないため、食物から取り入れないければいけません。
乳酸菌が多く含まれた代表的な食べ物には、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品があります。
≫乳酸菌たっぷりのヨーグルトを食べて腸内フローラを改善しよう!
しかし、乳酸菌は胃酸や熱などに弱いため、腸の奥まで届かないことも多くあります。また、乳酸菌は1週間程度しか人の体内では生きられないため、継続して摂取することも重要です。
そのため、乳酸菌を食べるタイミング、または、乳酸菌サプリメントを活用することもお勧めします。
乳酸菌サプリメントは、胃酸などで溶けず腸内まで生きた乳酸菌を送り届ける技術が施されているため、腸内フローラ改善に大きな効果が得られることが期待できます。
ヨーグルトや乳酸菌サプリメントはたくさんの種類があるので、価格や飲み方など自分に合ったものを見つけましょう。
ツルツルの肌とガサガサの肌は何が違うの?
最近、お肌の状態の違いの原因の一つに、肌の菌にあるということが分かってきました。
人の肌には通常、7〜10種類の菌がいます。
この肌フローラのバランスが肌の状態に大きな影響を与えていることが、最近の研究で明らかになってきました。
肌の常在菌には、美肌菌とやはり悪玉菌がいます。
悪玉菌が増えると
健康な肌では、悪玉菌は美肌菌の働きによって一定の数に保たれていますが、悪玉菌が増えてしまうと皮膚の水分を保つバリア機能が低下し乾燥や肌荒れの原因となります。
アトピー性皮膚炎の人の肌は、悪玉菌が通常の肌よりも増えて、肌フローラが乱れていることが確認されています。
美肌菌の役割
一方、美肌菌である表皮ブドウ球菌は、保湿力のあるグリセリンのような役割があり、肌の水分をしっかりと保湿します。
さらに、抗菌ペプチドを生成し、悪玉菌の増加を防ぐ作用もあります。
美肌菌を増やすには?
「美肌菌が肌に良いことは分かったけど、どうやったら美肌菌を増やすことができるの?」
上述したように、人の肌には7〜10種類の菌が棲息しています。
これらの菌の中で、代表的な美肌菌には、表皮ブドウ球菌やアクネ桿菌などがあります。
この美肌菌は誰もが持っているので、上手に増やしていくことがポイントです。
美肌菌の増やし方
美肌菌を増やす最も大切なポイントは、洗い過ぎないこと!です。
顔を洗う時は、洗顔料やせっけんなどは使わず、水洗いしなければいけません。
洗顔料で洗顔すると
洗顔料などを使うと、洗顔料に含まれた界面活性剤が、肌表面の常在菌を綺麗に洗い流してしまうのです。
朝に洗顔料を使った後、夜に洗顔料を再び洗顔すると、復活した美肌菌が再び洗い流されるため、肌フローラは改善できません。
水洗顔で洗顔すると
水洗いだと、皮膚表面に付いたアカや汗だけを洗い流し、毛穴や角質に存在する美肌菌はあまり洗い流されないために、美肌菌がキープされ肌の潤いを保つことができます。
この水洗いを繰り返すことで、美肌菌の増殖が自然に促され、皮膚の水分を守るバリア機能も壊れず肌フローラを改善することができます。
まとめ
アトピー性皮膚炎は、いまだ解明できていない事もありますが、腸内フローラや肌フローラを改善することで、アトピー性皮膚炎が改善することが分かっていました。
腸内フローラと肌フローラという観点から、アトピー性皮膚炎を改善するためのポイントは
2.洗顔は水洗いにする。
この2つだけでも継続して行うと、アトピー性皮膚炎の改善につながる効果が得られると考えられています。
アトピー性皮膚炎で苦しんでいる方の症状が、少しでも改善できることができれば幸いです。
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