オリゴ糖を摂取して腸内フローラを改善しよう

オリゴ糖を摂取して腸内フローラを改善しよう

オリゴ糖とは何?腸内フローラ改善に効果があるの?

 

腸内フローラを改善するためには欠かせない乳酸菌の効果を倍増させるオリゴ糖

 

そのオリゴ糖の効果や効果的な摂り方についてまとめました。

 

Sweet sugar, Potsdam / cocoinzenl

 

オリゴ糖とは

 オリゴ糖とは、その名の通り糖類の一種です。

 

 「オリゴ」とは「少ない」という意味があり、単糖が数個結合した状態のものを言います。

 

 オリゴ糖の最大の特徴は、消化液や消化酵素に強く、胃や小腸で消化吸収されることなく、大腸まで達して、乳酸菌の栄養素となって繁殖を促進し、腸内フローラの効率的な改善に役立つことです。

 

 もともとオリゴ糖の有用性が見つかったのは母乳から見つかったそうです。

 

 粉ミルクで育った赤ちゃんよりも、母乳で育った赤ちゃんの方が病気などにも強く、便からもビフィズス菌が多く検出されたことから、オリゴ糖によって乳酸菌が増殖されやすいという関係が発見されました。

 

 この発見によってオリゴ糖の重要な役割が分かったのです。

オリゴ糖の種類

 オリゴ糖は大きく分類すると、消化性オリゴ糖難消化性オリゴ糖があります。
 

 腸内フローラ改善に効果があるのは、難消化性オリゴ糖です。

 消化性オリゴ糖は、小腸で吸収されるため、糖として吸収されるのです。

 

 一方、難消化性オリゴ糖は、腸まで届いて乳酸菌の増殖に一役買ってくれるのです。

 

 腸内フローラ改善に効果的なオリゴ糖の種類は以下の通りです。

 

ビートオリゴ糖(ラフィノース)

 大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌を減少させる効果があります。

 

 また、免疫機能を向上させ風邪などにかかりにくくなる効果も期待できます。

 

 このビートオリゴ糖は、ビート(砂糖大根)から作られるオリゴ糖で、甘さは砂糖の20%程度、カロリーは砂糖の70%程度となっています。

 

 特定保健用食品に認められている成分で、整腸作用にも優れています。

 

フラクトオリゴ糖

 フラクトオリゴ糖の1番ありがたい点は虫歯になりにくいことです。

 

 虫歯の基になるミュータンスのエサとならない糖なのです。

 

 このフラクトオリゴ糖は、玉ねぎやゴボウ、バナナ、ニンニク、はちみつ等に含まれていて、砂糖よりもカロリーが半分程度なので、ダイエット活動中の方にもありがたいオリゴ糖です。

 

 整腸作用はもちろんのこと、カルシウムの吸収を促進してくれる作用もあり、骨密度の低下を抑制する効果も期待できます。

 

大豆オリゴ糖

 大豆に含まれているオリゴ糖で、数あるオリゴ糖の中でも甘みが強いのが特徴です。

 

 整腸作用もあり、美容効果が期待できるオリゴ糖です。砂糖のように甘く、カロリーは砂糖の70%程度です。

 

 大豆や味噌に含まれているので、普段の食生活の中でも摂りやすいオリゴ糖の種類と言えるでしょう。

 

 また、大豆には健康に有用な成分が多く含まれており、メタボリックシンドロームの予防や動脈硬化の予防などにもとても効果が期待できます。

 

ガラクトオリゴ糖

 原料は乳糖で、オリゴ糖の中でも、唯一母乳に含まれているオリゴ糖です。

 

 ビフィズス菌を増殖させ、便秘や下痢の改善に効果があります。

 

 甘みは弱いですが、牛乳などの乳製品に含まれているため、学校の給食などからも摂取することができます。

 

乳果オリゴ糖

 甘みが強いため、砂糖と同じ甘さを求める人にお勧めのオリゴ糖です。

 

 牛乳に含有される乳糖とサトウキビに含有されるショ糖から精製され、オリゴ糖の中で1番甘みが強いのが特徴です。

 

 また、カルシウムの吸収を促進するため、骨密度を強化する作用が期待できます。

 

キシロオリゴ糖

 たけのこやトウモロコシに含まれており、整腸作用が最も高いオリゴ糖です。

 

 消化性が無く、低カロリーで虫歯になりにくく、ビフィズス菌の増殖作用も高い事が特徴です。

オリゴ糖がヨーグルトの効果を促進

 「ヨーグルトを食べるときに、オリゴ糖を一緒に摂取すると良い」と言われている理由とは?

 

 ヨーグルトには腸内フローラを整えてくれる乳酸菌が含まれています。

 

 これまで紹介してきたとおり、オリゴ糖が乳酸菌の増殖の手助けをしてくれるのです。

 

 だからこそ、乳酸菌が多く含まれているヨーグルトを摂取する際は、オリゴ糖も一緒の摂取することで効果が倍増するのです。

 

 また、腸内フローラ改善を目指して、毎日ヨーグルトを摂取している人でも、プレーンヨーグルトばかりだと飽きますので、甘み成分を持ったオリゴ糖を混ぜることでヨーグルトを美味しく頂くことができるのです。

 

ヨーグルト+オリゴ糖=最強コンビなのです。

 

 ≫乳酸菌たっぷりのヨーグルトを食べて腸内フローラを改善しよう!

赤ちゃんにオリゴ糖を与えても大丈夫?

赤ちゃんにオリゴ糖を与えても大丈夫?

 

 赤ちゃんにの便秘改善策として、オリゴ糖を使っている方も多いはず。

 

 赤ちゃんにオリゴ糖を飲ませても大丈夫なのか心配になる方も多いはずでしょう。

 

 答えは、赤ちゃんにオリゴ糖を摂らせても問題ありません

 

 ただし、赤ちゃんに与えるオリゴ糖の種類について注意が必要なのです。

 

 赤ちゃんに与えても大丈夫なオリゴ糖は、オリゴ糖の純度が高いものに限ります。

 

 特に赤ちゃんの便秘に効果があると言われているのは、ガラクトオリゴ糖・フラクトオリゴ・乳果オリゴです。特に、ガラクトオリゴ糖は母乳にも含まれているのです。

 

 赤ちゃんにオリゴ糖を与えるのは問題ありませんが、オリゴ糖の純度については注意が必要です。

オリゴ糖は太る?

オリゴ糖は太るの?

 

 オリゴ糖のカロリーは、一般的な砂糖類の半分程度なのです。

 

 なので、普段の砂糖と同じ使い方をすれば、カロリーが半分なので太りにくくなると言えるでしょう。

 

 また、オリゴ糖はその分子構造上、非常に体に吸収しにくい砂糖です。

 

 なので、ダイエット中でも使いやすい糖類であるのです。

 

 オリゴ糖は、体に吸収しにくく、カロリーも低いため、ダイエットにはもってこいの糖質と言えるでしょう。

オリゴ糖が糖尿病の原因になることがあるの?

 糖尿病の原因は、食べ物から摂取される糖分などが原因とされています。

 

 そのため、健康にも良いと言われているヨーグルトやオリゴ糖も、血糖値が上がると考えられており、その摂取にも疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。

 

 しかし、これは間違った認識であり、血糖値の上昇を抑えたい人こそ、オリゴ糖を摂取すべきなのです。

 

 ただし、これは砂糖の代わりに糖分を摂取するとしたら「オリゴ糖を摂取すべき」ということがポイントです。

 

 いくらオリゴ糖のカロリーが低いからといって、摂りすぎるとカロリーを摂取し過ぎるので、血糖値上昇はまぬがれません。

 

 甘いものが好きだけど我慢が必要な方にとっては、オリゴ糖をうまく活用すると、少しでもストレスを軽減することができるでしょう。

まとめ

 オリゴ糖は低カロリーでダイエット中の人にも役立つ、腸内フローラ改善にとても役立つ成分です。

 

 うまく活用することで、血糖値の上昇も抑えられる上に、腸内環境も改善してくれる糖です!

 

 オリゴ糖は普段の食生活からも十分に摂取することができるので、少しだけ普段の食に気をつけるだけで摂取することができます。

 

 また、オリゴ糖を摂る時にはオリゴ糖の純度が重要なのです!!

 

 ≫腸内フローラを整えるための改善法


 
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