乳酸菌は花粉症予防に効果があるって本当？

　「ヨーグルトを食べると花粉症に効くって本当？」
　ヨーグルトと花粉症予防については以前から知られています。

　実は花粉症予防にはヨーグルトなどに含まれている乳酸菌の役割が大きいのです！

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　私たちの体には様々な菌やウイルスから守る免疫機能が備わっています。

　花粉症は、その免疫機能が過剰反応している現象なのです。

　人間の体に、ウイルスなどが侵入してきた際に、白血球などの免疫細胞が撃退してくれます。

　そのため、人間は風邪などを引いた時に、悪いウイルスを体外へ出そうとして、咳や鼻水などが出るのです。発熱するのも体が病原菌と戦っている証拠なのです。

　乳酸菌には、腸内環境を整え、体の免疫力を高めアレルギー花粉症状を抑えてくれる効果があります。

　花粉症の症状を和らげることは、免疫機能を正常に保ちアレルギー症状を抑えるということです。

　体内に侵入してきた異物と戦う「Th1」・「Th2」という2種類免疫細胞のバランスを整えることで、アレルギー反応を軽減につながっていくのです。

　言うまでもなくヨーグルトが乳酸菌を多く含む食品だからです。

　では、乳酸菌を含む他の食材ではだめなのでしょうか？というと、もちろん乳酸菌が入っていればヨーグルト同じ効果が得られます！

　キムチなどの発酵食品には乳酸菌が多く含まれているので、花粉症対策にはキムチなどの発酵食品も効果があると言えるでしょう！

　ヨーグルトの中でも、花粉症対策に効果が期待できるのは以下の菌が含まれているヨーグルトがお勧めです。

• 　フェカリス菌

　花粉症のつらい症状を抑えてくれる効果が期待できます。

 

• 　L-92乳酸菌

　アレルギーの原因となる「Th2細胞」を活性化する物質が抑えることができます。

 

• 　KW乳酸菌

　花粉症の症状を軽減させてくれる効果が期待できます。

 

• 　ビフィズス菌bb536

　花粉が飛びだす1カ月ぐらい前から摂ると効果があります。

　そして、乳酸菌を摂るにあたっての注意点は、生きたまま腸へ届けることが重要です。

　アレルギー反応を軽減するには、免疫機能が正常に働かなければなりません。

　乳酸菌を生きたまま腸内へ届けるには、乳酸菌サプリメントも効果的です。

　ヨーグルト（乳酸菌）を食べてどれくらいで花粉症に対する予防・軽減効果が出るのでしょうか。

　残念なところ、ヨーグルトを食べてもすぐには効果は出ません。

　もちろん個人差はありますが、1カ月ぐらいの猶予が必要と考えてください。

　これには、メカニズムでも紹介したとおり、ヨーグルトなどの乳酸菌を継続的に摂ることで、腸内環境を整えます。

　腸内環境の改善が、免疫細胞の正常化につながるので、ある程度の時間を要してしまうのです。

　一度花粉症の症状が発症してしまうと、改善するのは難しいので、できるだけ早めにヨーグルトを食べるという習慣化にすると良いでしょう。

　花粉症対策としてヨーグルトを食べるのであれば、以下の点に注意して食べましょう！

1. 　食後に食べる。

　空腹時には胃酸が強いため、乳酸菌がダメージを受けてしまいます。なので、乳酸菌を腸内まで届けるためには、食後の方が望ましいのです。

 

2. 　毎日食べる。

　乳酸菌には寿命があり1〜2週間と言われています。なので、できるだけ新しい乳酸菌を毎日補充する方が望ましいのです。

 

3. 　花粉症が発症する前に食べる。

　花粉症の時期だけ乳酸菌を摂るよりも、継続的に乳酸菌を摂る方がより予防効果は高いようです。

　ヨーグルトに含まれる乳酸菌が花粉症予防には効果的です。

　乳酸菌は、花粉症予防の他にもたくさんの良い効果がありますので、ヨーグルトなどから乳酸菌を摂るような習慣ができるいいですね。